国内の温室効果ガス排出削減・吸収増大プロジェクトから生まれた排出枠を活用するカーボンオフセット制度をめぐる議論が混迷している。環境省は3日に予定していた同制度の有識者検討会を1カ月延期。国内排出量取引の試行との関連性について調整が難航している。当初は今冬にも国内プロジェクトを投資対象とするオフセット商品が登場する見込みだったが、来春以降にずれ込む可能性も出てきた。
現行のカーボンオフセットは国連のクリーン開発メカニズム(CDM)に登録された途上国のプロジェクトに投資するものが大半。環境省は信頼度の高い日本国内のプロジェクトを第三者機関が認証し、そこから生まれる「VER」と呼ばれる排出枠を活用する制度を考案。3月に有識者検討会を立ち上げた。


