二酸化炭素排出量売買の取引価格が内外市場で急落している。排出枠市場が最も整備されている欧州の取引価格は7月上旬の最高値に比べ34%下落した。国内で目安になる日経・JBIC排出量取引参考気配は7月中旬の最高値から46%下がった。原油価格の急落によって石油や天然ガスより割安だがCO2の排出量が多い石炭の使用が減少し、欧州の電力会社の排出枠購入が減るとの見方が広がった。
取引の対象は内外市場とも途上国で温暖化ガスを削減する「クリーン開発メカニズム(CDM)」に基づく国連発行済み排出枠。ロンドンの欧州気候取引所(ECX)では10月31日、2008年12月受け渡し期限の京都クレジット価格は15.05ユーロ。7月7日につけた最高値の22.94ユーロから34%低い。


