2010年6月

現在、中国政府がグリーン製造の発展モデルを重要視している。戦略型新興産業の育成・発展を加速、新しい競争の優位性を形成、競争の核となるフィールドを先に占めることは、グリーン製造技術と離れられないと中国工業情報化部副長官が述べた

 詳細は下記の通り。

一、グリーン設計とグリーン製造工程を積極的に推進すること。グリーンで、且つ標準化される材料及びモジュール化されるパーツまたはセルを設計に幅広く採用する。加工工程における材料の歩留率だけではなく、商品ライフサイクルが終了した後の廃却、分解も含めて環境負荷を起こさせないように配慮しなければならない。また、一部の材料、パーツ及び設備を再生利用できるように工夫する。れと同時に、鋳造、試作及び絞り加工について、プロセスをシンプル化、システム全体の運転効率をアップさせ、原材料とエネルギー消費量を減らすこと。

二、省エネ・排出削減の為になるコアテクノロジーの研究開発を加速させる。

三、省エネ設備改造を全面実施する。中央技術改造専属資金を充分に利用して、環境保全・設備改造など要となる箇所に対して、省エネ・排出削減を中心とする設備更新、及び技術革新の推進を加速、既存プロジェクトの省エネ効率とグリーン製造レベルを向上させる。

四、資源の総合利用と再生技術を積極的に推進する。リサイクル・再生技術を積極的に横展開して、資源の利用率を引き上げ、無駄を減らす。

五、グリーン技術の基準システム、政策・規範を積極的に策定・完全させる。グリーン製造技術に関連する方法、検査と評価の基準を規範化させ、製造業における普及、応用と推進を広げる。

出所:中国電子新聞 2010063009:58

中国国家発展改革委員会2009年各地区の省エネ目標評価結果を発表した

「国務院による省エネ・排出量削減に関連する統計のモニタリングと考課に係る実施案と方法の通知」によると、中国国家発展改革委員会が全国31自治区直轄市に対して、2009年省エネ目標の達成状況と省エネ措置の実施状況について評価を行い、国務院の審査・同意を得た上評価結果が発表したとされる

2009年、全国における18地区は省エネ目標を大きく上回り、10地区は目標と同等レベル1地区は目標最低限の達成レベルで、2地区は未達に終わった2009年末まで、24地区は「十一五」省エネ目標を計画通りに実現させた。その内、北京、天津1年ほど繰り上げて「十一五」省エネ目標を要求通りに達成した。他7地区は計画に沿って実施されず、そのうち2地区の進捗 60%以下であった。

国務院が求めるところは、各地区の省エネ評価結果が地方党政組織と指導幹部を総合的に評価する点を重要視する。来年中国は、各地区の「十一五」省エネ目標の達成状況を総合的に評価する。また、任務にて大きく目標を達成した地区に表彰・奨励を与えるようにする一方、職責を厳しく問い、任務未達成だった地区及び行政に問題があった部門に対して指導者の責任を追究する方針だ

出所:中国経済網 2010-06-25 09:33

622日、中国財政部は、一部分の鋼材、医薬品、化学製品、非鉄金属など406品目の商品について、輸出時に税金を還付する措置を撤廃すると発表した。2010715日より実施される。2008年下より中国政府は「増値税」還付率を相次いで引き上げているが、今年に入って輸出が持ち直した為、初めて輸出支援策を撤廃すると見られる。

税還付措置が決まった406品目の商品はエネルギー消費が高く、汚染度も高い業界に関わる為、このような措置を通じて省エネ・排出削減を推し進め、生産過剰を抑え、産業構造調整を促し、「十一五」計画の省エネ・排出削減目標の確保を図ると専門家指摘している

中国国際経済交流センターの研究員である張永軍氏が「毎日経済新聞」のインタビュー、「406品目の商品を同時に減税させるという措置について、展開規模が大きく見えるが、殆ど鉄鋼業、アルコール、とうもろこし澱粉、農薬、医薬、化学製品、プラスチック及び製品、ゴム及び製品、ガラス及び製品などエネルギー消費が高く、汚染度も高い産業に関わっている」と述べた弊紙記者が概算したところによると、「両高一資」製品(エネルギー消費が高く、汚染度も高く、資源に近い製品)が今回措置対象の中心品目となり、品目数およそ30%を占めることが分かった

また、英大証券研究所所長の李大宵氏は、「現段階で税還付を撤廃することは、輸出超過による貿易のアンバランスを緩和させ、産業構造の最適化調整を促進することにも有利だと語った。

信達証券アナリストの梁浩氏も、税還付撤廃措置が「両高一資」企業の利益に追い打ちをかける一方、人民元切り上げの圧力を和らげると指摘した。

出所毎日経済新聞     2010-06-23 08:55:45

   中国において、省エネ・排出削減との戦いが始まり、そんな中、鉄鋼業が重要なカギを握ることとなった。昨日、中国国務院弁公庁が「省エネ・排出削減の更なる強化と、鉄鋼業の構造調整を加速する意見について」(以下は「意見」と略)を発布した。鉄鋼業は、省エネ・排出削減の先頭に立つことを指名されたのと同時に、「意見」は「鉄鋼産業調整及び振興計画」をより一歩着実なものにし、鉄鋼業の発展を大いに推し進めると見なされる。

「意見」は、鉄鋼業が、省エネ・排出削減において最もポテンシャルが大きい業界であり、非常に重要な地位を占めていることを示し、21の取り組みと10数社の担当事業者に焦点を当てた。中国「十一五」計画の終了期間まで、後わずか半年を残すのみとなり、現在の状況からみると、決して楽観視できる状況とは言えないと業界の専門家は指摘した。

鉄鋼業の生産能力の急速な成長を根本的に抑制し、生産能力の立ち遅れた企業を淘汰すると同時に、鉄鋼企業の合併再編の取り組み目標を明確にさせて、35社の国際競争力を備えた企業、67社の強い実力を持つ超大規模鉄鋼業グループを育てることになる。2015年まで、国内ランキング10位以内の鉄鋼業グループの生産量を全体の60%以上に引き上げ、また、各省・自治区・直轄市がしっかりと20102011年の鉄鋼企業の合併再編案を策定・報告する。工業情報化部と関連部署によってそれが審査・確認された後に実施されると、「意見」が示した。

 また、最近注目されている鉄鉱石貿易の話題に対して、「意見」は、鉄鉱石の流通秩序を厳密に整え、国内の鉄鉱開発及び国外の鉱産資源・市場の利用を促進するよう要求した。

 出所:北京商報    20100618

 

 

201068日、「省エネ・排出削減が万博へ」イベントが、万博パークの「中国館」で開催された。中国国家発展改革委員会副主任の解振華氏がイベントに出席し、挨拶した。

上海万博は、「都市・生活を更なる美しさへ」をテーマに、「省エネ・排出削減」・「低炭素万博」の理念を示し、先進的な省エネルギー、新エネルギー、環境に優しく資源リサイクル可能な技術を採用している。例えば、「万博パークではデバイス照明製品が大規模に採用」、「太陽エネルギー発電装置の容量が4.5兆ワット」、「新エネルギー自動車が400台採用」、「パーク内の雨水汚水収集率が100%」、「工事廃棄物とゴミ回収率が100%、「資源化利用率が50%以上達成」といった事例である。これらの成果は、正に未来型都市の理念への積極的な模索と実践である。

「省エネ・排出削減 低炭素万博」の理念をより一層アピールしつつ、観光客に万博を楽しんでもらうと同時に、「省エネ」の先進的な理念を体験してもらい、「低炭素」のライフスタイルを実践してもらう為に、中国国家発展委員会により、今回の「省エネ・排出削減が万博へ」イベントが企画された。また、観光客に無料で2万枚の「省エネ・排出削減 低炭素万博」というフレーズが記載されたしおりを配布する。

           しおりの作り込みは非常に上質で、様々な用途を持っている。しおりとして使用する一方で、室内温度も確認することができる。夏には、冷房温度を26度以下に設定しないよう市民に注意を与えるのだ。見回りの小さな事から始め、日常生活の中で省エネ・排出削減に気を配り、低炭素の暮らしを実践してみようと市民に呼びかけている。

 

出所:中国国家発展改革委員会オフィシャルサイト 2010610日掲載

 

今年、中国中央財政部が20億元の予算を割り当てて、省エネサービス企業の「エネルギー管理契約方式」による工業、建築業、交通運輸業などの分野及び公共機構における省エネ改善活動を援助する。

 

これは「エネルギー管理契約」が市場を活かして省エネを促進するメカニズムである。省エネサービス企業が事業者とエネルギー管理契約を締結し、省エネ診断、融資、改善などのサービスを提供する。また、シェアード・セイビングスの形で、投資を回収し、利益を取得する。それにより、エネルギー消費企業の改善コスト抑制と技術上のリスク低減を図る。

 

同財政部は「シェアード・セイビングス型のエネルギー管理契約方式で実施した、年間省エネ量500トン標準石炭以上10000トン標準石炭以下の工業省エネ改善プロジェクトに援助を与える。その他の省エネ改善プログラムの省エネ量の最低基準を100トン標準石炭以上に緩める。中央財政部からの奨励金は240/トンで、省級財政奨励金は60/トン以上との基準を設定する」と示した。

 

2009年、中国全土における省エネルギーサービス企業は502社あり、580億元ほどの総生産値を達成した。中国省エネルギー協会省エネサービス産業委員会の会長である呉道洪曾は「省エネルギーサービス企業は、技術を保有するが資産を持ってない。担保をとって銀行からローンを借りられず、融資難の問題が従来から存在している」と示した。65日、北京環境取引所が運営する国内初のエネルギー管理契約投資・融資プラットフォームがスタートした。これが世界初の社会的資金を省エネルギーに導く取引モデルでもある。

 

出所:新京報」 20100609

 

 北京環境取引所の関連責任者によると、中国エネルギー管理契約投資・融資プラットフォームが6月4日~6月6日に開催される「地壇フォーラム2010」で正式に公表される。

  中国改革発展委員会、財政部、人民銀行、税務総局が起草した「エネルギー管理契約の推進と省エネサービス業の発展に関する指導意見」が中国国務院によって承認された。これを契機として、エネルギー管理契約を迅速に推し進め、省エネサービス業の発展を促進するよう図る。

  具体的には、

一、 エネルギー管理契約プロジェクトを中央予算内投資と中央財政省エネ・排出削減特設資金補助範囲に割り振り、その関連する規定と合致するプロジェクトに補助金または奨励金を与える。

二、 適切な納税補助政策を採用する。

三、 銀行などの金融機構が省エネサービス企業の融資需要に合わせ、新規クレジットプロダクツを創出し、担保プロダクツの範囲を広げて、申請と審査・承認の手続きを簡略化させる。そして省エネサービス企業に融資、ファクタリングビジネスなどの金融サービスを提供するように推奨する。

四、 各級政府機構がエネルギー管理契約の形で省エネ改善を行い、契約に基づいて省エネサービス企業に支払う費用を算入する。

 

ソース:新華網 2010-06-04